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2020/02/26 18:18

WHO (世界保健機関)の調査報告書 において、CBD(カンナビジオール)に副作用・依存性が無いことが発表されました。

「CBD・THCの効果」、「副作用(毒性)」、「依存性」、「医療目的の使用」についての実験結果が報告されており、てんかんの治療薬として有用であると記されています。


2018年の6月4日から6月7日にスイスのジュネーブで発表されたWHOのレポートの内容について解説していきます。


目次
  • 1. CBDには副作用がない事が調査レポートで判明
  • 2. WHOの実験で確認されたCBDの効果がすごかった

1. CBDには副作用がない事が調査レポートで判明

実験ではEpidiolex社のCBDが用いられました。

調査報告書の5ページにてサマリー(要約)として以下のように書かれています。


In humans, CBD exhibits no effects indicative of any abuse or dependence potential.

→ 人間に対して行った実験結果より、乱用、依存する可能性は見られなかった。


CBD has been demonstrated as an effective treatment of epilepsy in several clinical trials

→ CBDがてんかんの治療に効果的であることが複数回の実験結果で判明した。


CBD may be a useful treatment for a number of other medical conditions.

→ CBDが多くの病気、症状において治療薬となる可能性がある。


To date, there is no evidence of recreational use of CBD or any public health-related problems associated with the use of pure CBD.

→ 趣向品としてCBDを使うことに対して、健康上、衛生上の問題は見られなかった。



まとめると、CBDには

  • 依存性がない
  • てんかんの治療薬になりそう!
  • その他多くの治療薬になりそう!
  • 趣向品として使用するのも問題なし!

※まだ、複数の実験結果で効果的であるということが確認された段階で、「CBDでてんかんを治療できます!」と証明されたわけではないので注意。

2. WHOの実験で確認されたCBDの効果がすごかった

WHOの調査報告書の17〜19ページに実験で確認された効能を紹介していきます。

(正直、万能過ぎて胡散臭いですが本当に実験結果として報告されています。)


不安

不安、ストレス、疲労、筋肉の緊張を和らげる効果があることが人間への実験で確認されました。 また、動物モデルへの実験で抗うつ作用があることが確認されました。


がん

多くのがん細胞の増殖を抑制する効果があり、いくつかの種類のがん細胞を死滅させることが確認されています。


関節リウマチ

関節リウマチではTNF-αと呼ばれる、腫瘍を破壊する物質が以上に分泌され、炎症や関節破壊を引き起こします。

動物モデルでの実験結果ではありますが、TNF-αの分泌を抑制する働きがあることがわかりました。


アルツハイマー病

アルツハイマー病の発症に「神経炎症」が大きく関係していると言われており、CBDを摂取することで神経の炎症を抑える効果が確認されたそうです。(動物モデルでの実験結果)


パーキンソン病

パーキンソン病になると、ドーパミン作動性ニューロンと呼ばれる神経細胞が損傷することが確認されているのですが、その神経細胞の損傷の力を抑制する働きがあることが確認されました。(動物モデルでの実験結果)


疼痛

他の治療薬で痛みが消えなかった疼痛患者への実験で、疼痛の痛みを軽減する効果があることが確認されたそうです。